電球には口金のサイズを書くべき

電球
電球 posted by (C)cloned
電球が球切れすると(球切れのことを正しくは折損と言うみたい)同じ大きさの電球を買わなければならなくなる。取り外してみると写真のようにV(ボルト)とW(ワット)は書かれているけれども、どのようなサイズの電球であるのか書かれていない。
違うサイズと買い間違えるのが嫌で、いつもこの球切れした電球をお店に持っていっては同じサイズか確認していたのだけど、それではあまりにも不便。そこで規格について少し調べてみた。
J60238(H14) ねじ込み形ソケット(PDF)
電球の口金(電球の取り付け口の部分)のサイズはE11 E12 E14 E17 E26 E39という6種類があり、それぞれ数字がミリメートルを表していることがわかる。またサイズによって温度などの規定もあるようだ。
さて、電球のパッケージにはちゃんとこのE17といった口金の規格がそれぞれ書いてある。

電球自身にもこの口金のサイズを記載してくれていれば、同じサイズの電球を間違わずに購入することができる訳だ。なのにこの口金のサイズを記載してくれている電球をみない。照明器具も含めどこにも記載がない場合は口金の直径が何ミリメートルか調べれば判るのだけど、それも非常に不便だ。
本来的には照明器具側に書かれてあるべきだとは思う。ただ、1年に何回も交換する頻度の消耗品なのだから同じサイズを買い替えやすいように口金のサイズは是非表記してもらいたい。
最近のカップ麺はかやくやスープをお湯の先に入れるのか後に入れるのかほとんどの場合その袋自身に記載されている。こういう人に煩わしい体験をさせない工夫は凝らしてもらいたい。

「スティーブ・ジョブズ 」を読んだ

発売してすぐにAmazonから届いて読み始めたのに今年にまたいで今日までかかってしまったけれども、ようやく読み終えた。

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ II

スティーブ・ジョブズ II

僕自信はMacintoshの時代を知らず、Macを使い始めたのはOS X以降。初めて買ったiPodはiPod nanoApple製品を使うようになったのは2008年以降。ウェブ業界の人としてはかなり遅い方ではないかと思う。昔からMacへの憧れみたいなものはあって、音楽制作が好きだったのでプロがスタジオで使っているMacをいつか僕も使いたいと思っていた。
今となってはApple製品が手放せなくなり、個人で使うならWindowsAndroidを使うことは到底考えられなくなった。Apple信者ではないのでiTunesとかXcodeとかソフトウェアによってはいろいろと不満があるものの、特にハードウェアと一体型になっているものについては本当に素晴らしい出来映えだと感心させられる。
スティーブ・ジョブズ 」を読んで良かったのは、そういった今ある製品ができるまでの歴史を知ることができたこと。どういった時代にどれだけ革新的なことをやったのかというのは、その時代を生きていないと結構わかりにくい。僕はファミコン世代だからファミコンからプレイステーションくらいまでのコンソールゲームの進化過程を子供時代を通して経験したので当時のここのこれがこう凄かったとか他になかったとか把握できているけれども、コンピュータについてはほとんど知らないので、とても興味深く面白かった。
もう一つ良かったのはスティーブ・ジョブズが製品を良くすることに対してどれほどこだわっていたのかというのを感じられたこと。日本語で読んだので各所に出てきた「すごい製品」という言葉が原著でどのように書かれていたのかわかないけれども、とにかくすごいものになるまで諦めない姿勢はものづくりの精神として感銘を受ける。
この本では特にジョブズを褒めたくるようなことはなく、むしろジョブスが良くなかって点について豊富に触れていて、公平感がある反面、ドラマチックさはあまりないので小説みたいにどんどん読み進められるタイプではなかったけれども、読んでおいて良かったと思える一冊(実際には二冊か)。Appleジョブズに興味のある人には是非おすすめします。

iPhoneアプリのギターエフェクターAmpkit+を試してみた

先日、AmpliTube for iPhoneを試してみたけど、歪みのバリエーションに加え音質的にもどうも満足できていなかったので、別のiPhoneアプリエフェクターAmpkit+を試してみた。
http://itunes.apple.com/jp/app/ampkit/id385758778
無料版もあるので少し音を出してみたところAmpliTubeよりも好印象だったので、すぐに有料版(1,700円)を購入した。
マイルドな音はあまり使わないのであくまでもそこそこ歪んだ音に関してではあるけれどもAmpliTubeよりもアンプ部分の音が良いのとキャビネットやマイクの選択肢も結構良い感じ。コンパクトエフェクターもざっと最低限は有料版に含まれているのでなかなか良い。ただアンプの種類は人によっては結構不満があるかもしれないなとは思った。
AmpliTubeに比べて悪い点はiPodから取り込んだ音楽を思うように再生できないあたり。再生自体はできるのだけど、早送り的なことすらできないので、ループするトラックをバックグラウンドで再生し続ける用途の機能しかないみたい。その点AmpliTubeではループ個所を設定したり再生速度を変えたりと練習するのに必要十分な機能が備わっている。
ここ数日AmpliTubeとAmpKit+を使っていて両方に感じたのは、入力を拾いきれずに若干歪んでしまったりすること。これは多分iPhoneiPhone 4Sを使用)のマイク入力の性能の限界なのではないかと思うのだけど、フロントピックアップで高音を弾いたりアンプをクリーンにして弾いたりするとすごく気になる。iPhoneアプリとしては(安いし)すごいなーと思うところだけど、すごく気に入るレベルではまだないかなというのが正直な感想。まだまだLINE6とかの方が勝っていると思う。AmpliTubeにしてもPro Toolsに提供しているやつだと全然良さそうだけど。
まぁそうは言ってもそんじょそこらのマルチエフェクターに比べたら良い勝負をするどころか下手したら勝っちゃうなというところまで来ている感じはする。マルチエフェクターはハードごとだから仕方ないけど普通に数万円するし。そういう訳で、iPhoneアプリエフェクターはかなりアリな選択だと思う。自宅で遊ぶには(レコーディングは厳しいと思う)。

日本クラフトビール処女作の馨和(KAGUA)を試飲してきた

追記: 試作品ではなく製品版の馨和を飲んだ感想はこちら

馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ
馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ posted by (C)cloned
創業者の山田司朗さんのお誘いで日本クラフトビール株式会社の第一号ビールとなる「馨和」の試飲会に参加してきた。お誘いでとは言うものの参加に際しては公平にATNDで募集されていた
今回の試飲会は「和食に合うビール」というコンセプトに沿って和食を食しながらビールを味わう会。「馨和」は赤と白の2種類があり、オフィシャルには試作品仕込み報告のエントリに詳しくある。
馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ
馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ posted by (C)cloned
思いつける表現でざっと書くと白はやさしい柚の香りがするベルジャンホワイト、赤は若干スパイシーでライトなバーレーワインという感じ。
まずは白について。柚といっても柚の皮のような直接的な印象はなく和風の柑橘系という感じで言われないとすぐに判らないかもと思った。そういう意味でお正月的な雰囲気はなく、あくまでも和風の印象づけが心地良くされている印象だった。
赤は味わいが複雑で広いジャンルの食事に合わせることができるように感じた。コンセプトが料理と合わせるとあるがゆえにどうしてもワインと比較してしまうところだけど、赤ワインに比べると若干ボディが足りない印象もあった。ただし、これは今回試作品ということもあり本来目的にしているアルコール度数になっていないとのことだったので、製品版での仕上がりにかなり期待したいところ。
馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ
馨和 KAGUA@bar cacoi カコイ posted by (C)cloned
食事もおいしくビールもおいしく、その上今後世に出るビールの第一ロットをいただくという興味深い場だった。基本的には和食を提供している店舗向け商品ということは理解していますがファンのために是非ネットでの(良心的な価格での)販売もご検討よろしくお願いします!

AmpliTube for iPhoneを試してみた

今時はiPhoneアプリでギターエファクターがあるという話を聞いて検索してみたら確かに有名どころなAmpliTubeとかがあったので、これは試さないとと思い使ってみた。
AmpliTube for iPhone
AmpliTube for iPhone posted by (C)cloned
iPhoneへの入力はiRigという製品を使う。これがなかなか良い値段だったりして4,830円した。今すぐ使ってみたかったので楽器屋さんで買ったので多分定価だけどAmazonとかで買えばもう少し安いかもしれない。

IK Multimedia iRig IPIRIGPLGIN

IK Multimedia iRig IPIRIGPLGIN

iPhoneアプリは無料と有料があって、無料版でもなんとなくマーシャル的な音を楽しむくらいには利用できる。有料版は900円。iRigの価格と合計してもエフェクターとしては安価なので有料版のアプリを購入して色々と試してみた。
http://itunes.apple.com/jp/app/amplitube/id373524000
値段の割には、ということを言わずに率直に感想を書くと、アンプシミュレーターとしてはかなり物足りない感がある。特にアンプの選択肢がCLEAN、CRUNCH、LEAD、METALという4つしかなく(実際にはベース用のBASSという選択肢もある)、歪みのパターンが4種類しかない。ここによるとそれぞれの元ネタは左からFender、Vox、Marshall、Mesa/Boogieという普通に選んだらそうなるようなラインナップではあるんだけど、逆にこの定番な歪みしか選択できないのが辛い。
キャビネットとマイクはそれぞれ5種類、2種類となっていてこちらももう少しこだわれると良いのだけどアンプのラインナップに比べるとまぁ良いかと思えるくらいの音の幅はあるように感じた。アンプ以外の選択肢にはコンパクトエフェクターとしてOverdriveやPhazerなどいくつか選ぶことができる。気に入った音にするのは難しいけれどジャカジャカ遊ぶ分には面白い。
その他に気に点としてはノイズが結構大きい。ヒスノイズみたいなタイプなので演奏中はかき消されて気にならないけど演奏を止めるとかなり気になるレベルでノイズが出る。歪みで増幅されているとはいえ、うーん、という感じ。
家では普段POD X3を使っているのだけど、それに比べるとさすがに結構差があるように感じた。LINE 6はさすがだなと改めて思ったところ。ただ、AmpliTube for iPhoneはいくつか良いところがあって、まずiPhoneアプリであること。机の上においていろいろ操作するのが手軽だし、iPodの音楽をロードしてスロー再生やループ再生ができるので曲を練習するにはもってこい。チューナーもついているから、基本的にはこれ一つでオールインワンな存在になる。また、上に悪い点をいくつか書いたものの、ある程度の品質でアンプシミュレーターが楽しめるエフェクターにも関わらず合計6,000円弱というのはかなり安価と言える。
全体的な感想としては、大好きな音で演奏したい人には向いてないものの、手軽にそこそこ良い音で音楽に合わせて練習するには向いている、というように思った。

iPhone 4Sが快適すぎてうれしい

10/14が受け取り予定の予約だったけど、本体を受け取ったのは10/15。そして3G回線が開通したのが本日10/16。予約日にもらえないというのは期待していた分がっかりするのが人情だけど、それでも予約日に近い日で受け取れてうれしい。
iPhone 4S
iPhone 4S posted by (C)cloned
今まで使っていた3GSはカバーなど何も付けずに傷を気にしない主義で使っていたけど、2年以上使ってみて本当にiPhoneという端末が大切な存在になったので、今回はカバーとシールで大事に保護。
iPhone 4との比較だとどの程度違うのかわからないけど、3GSで少し動作がもったりするところが全部スムーズでかつ超今頃Retinaディスプレイがきれいなことを実感。さっさとiPhone 4に換えるべきでしたね。
そして最近Apple TVも購入してしまい、ますますiPhoneとかiTunesに生活が依存してきてしまった。

Apple Apple TV MC572J/A

Apple Apple TV MC572J/A

iPhone 5が来るかなと期待していた一人だけど、Appleにはこれからも完成度の高い商品の出荷を期待するので、iPhone 5がまだそのときでないなら気長に待とうと思う。iPhone 4Sが快適だからしばらくは大丈夫だけど。欲を言うなら300GBくらいあれば真にHDDと音楽を同期できるのに。
ここまで書いてiOS 5の新機能とか全く触れてないなと思ったけどiCloudで連絡先を同期できるのがうれしかったり色々良いもののその辺はまだもうちょっと使ってみようというターン。

Boot CampでMacにWindows 7を入れた

PCゲームとか一部どうしてもWindowsを使いたいという場面があってVMwareだとパフォーマンス的に難しいので初めてBoot Campを試してみた。入れたのはWindows7 Home Premium。PC買ったときについているライセンスではなくて個別でWindowsを買ったのは初めてな気がする。

Windows 7 Home Premium

Windows 7 Home Premium

使ってみるとものすごく良い。今まで単なるデュアルブートだと思っていて申し訳ない気持ちになった。個人的に良いと思ったのは次の点。

  • 今現在使っているMacのハードを使えるようにするドライバをBoot Campアシスタントで手順を進める途中でCDに焼くことができるのでWindowsインストール時にあれこれ使えないということがない
  • Boot Campアシスタントの手順内でHDDのパーティショニングができるので何かをフォーマットしたり再インストールしたりしなくて良い
  • MacWindowsでファイルをやり取りできるのでファイル移動にUSBなどの外部ドライブを使わなくても良い
    • まだ有効に利用できていないけどファイルを共有できるのはうれしい

キーボードレイアウトと「英数」「かな」キーによるIMEの変換はそのままではMacと同じ挙動にならないので、その辺はフリーソフトとかを使ってなんとかした感じ。ハードウェアのパフォーマンスもしっかりと出ていてかなり快適。

30歳を通過して感じること

31歳になった。30歳になったときにどんなことをブログに書いたのだろうと検索してみたら何も書いていなかった。このブログで過去誕生日に書いたのは次の二つだった。

2007年の分はなんだかそれっぽいにしても2006年のは何も誕生日に書かなくてもと思わずにはいられない。

31というのはどうもキリが良くないと思いながらも、今年結婚したことだし少し色々と書いてみようと思う。少しなのに色々とはどういうことだろう。少しのことが色々あるのか、色々あるのを少しだけなのか、酔っぱらいの書くことはよくわからない。恐らくダラダラと長くは書かないということが言いたいのだと思う。

最近、技術書らしい技術書を読み始めて久しぶりに新たな技能を得ることの喜びを体感しているところだけれども、ここ1年くらい僕は技術的に全く進歩していなかったと思う。技術的にというのはプログラマとしての能力のこと。現実の仕事内容の影響も大きいけれども、正直言えば少し興味を失っていたのもある。

興味を持ち難くなった理由をいくつか詮索してみたところ、思い当たるのはプログラムに自分の創作を入れることが難しくなっていったことだった。ここで言う創作は自分の考えた企画を実装したいということではなくて、あくまでもプログラムコード上での話。自分自身によるデザイン(設計)、クラス、メソッド、大規模なリファクタリング、そうしたものがコスト対パフォーマンスを考えれば考えるほど難しくなり、どんどん創作ではなく作業に近くなってしまったのではないかと思う。

念のため書いておくと、これは仕事環境が悪いということではなくて、僕自身の指向性が悪かったということ。仕事は趣味でないので、ほとんどのことが自分の思い通りの反対であっても不思議ではない。ただ、そういった中でも創作を入れようとして創作ポイントを見つけないと、ジリ貧というかプログラマ鬱病と言える状態になってしまう。

ゲームコーディング・コンプリート 一流になるためのゲームプログラミング (Professional game programming)

ゲームコーディング・コンプリート 一流になるためのゲームプログラミング (Professional game programming)

今、この本を読んでいて、どうやって実務に生かそうかと考えている。こういう思索は楽しい。どんな場面でも新しい知恵を入れようと努力しなければ成長はないのだろう。

誕生日っぽい話に戻すと、僕は30歳までに結婚したかったし英語ができるようになりたかった。それぞれ明確な理由はなくて、ぼんやりとそうなっていたいと妄想していた。そういう姿に憧れていたのだと思う。不思議なことに、一生共にしたい人が現れて30歳で結婚して(妄想に比べて1年遅れだが気にしない)、しかも今は業務で英語をほんの少しだけ使っている。

希望と現実が重なりそうなときに「今来た」と思って取り逃さないことが重要だと思う。それが一般的に言われるチャンスということなのだと思う。僕は今まで英語で会話した経験がなかった。大学受験のときに少しだけ良い点をとったことはあるけれども、到底まともな覚え方をしなかったので言語力という意味では恐らくほとんど無力だったと思う。受験のときはまるでパズルかのように取り組んでいたので。だから仕事で必要になりそうになって内心焦りながらもなんとしても未経験者の中では他を凌駕しようと思った。

過大評価してくれる人が多いものの、僕の英語力は「現地では非常に苦労が強いられ日本人向けに話してくれる人とは意思疎通できるレベル」と理解しているので、その程度の人の言うことは間違っても信用してはいけないからどうやって勉強したか詳しく書かないにしても、なんとしても英語を使う千載一遇のこの機会を利用したいと思って外国人を避けずにむしろ近寄って話しかけたりするようにした。避けないということが原始的ながら一番重要かもしれない。

さて、予想通りまとまりのない文章になったし、どこが色々なのか少しなのかも曖昧なままではあるけれども、兎にも角にも40代までにやっておきたいことも多いので、目の前の現実を大切にして過ごして行きたいと思う。

「大局観」を読んだ

以前、羽生 善治の将棋についての本は読んだことがあるけれども、氏の将棋以外の考え方はネットなどで部分的にしか知らなかったので(この本を読んだところで部分的なのは変わらない)、少し興味を持って購入した。
羽生 善治と言われて思い浮かぶのはものすごく若くして棋士になってこと、七冠独占、それに結婚会見で記者に寝癖がなくなったことを言われたり将棋と恋愛を比較してどうかと問われたりして照れ笑いしていたこと。印象3つ挙げろと言われて結婚会見が出る人は少ないかもしれないが、それくらい頭脳派というか将棋のために生まれて来た人みたいに思っていたから、人間的な一面がとても意外だった。
さて、この本もその人間的な一面が非常に強いと思う。運やゲンといったものを取り扱っているところからもよく伺える。
文中に書かれていることではないけれども、例えば、運などないと言い切ることはできても「運」という言葉の影響から逃れることは非常に難しい。コインの裏表を当てるギャンブルをやって20回連続で当たったらどう思うか。科学的に分析しなさい、と講義で言われたらなんとも思わないにしても、自分がお金をかけてやっているギャンブルの最中であっても「運が良い」と思わずにいられるのか。
この本ではこういった人間の周りに存在する様々なこと(非科学的なことも含めて)との付き合い方を、将棋の世界で勝負してきた羽生氏の視点から書かれている。当然将棋の話が多いので将棋を知っている人の方が楽しめると思うけれど、それ自体は本質ではなくて、羽生という人間はこのように対応している、というのが本書の主眼なのだと思う。

「小説家という職業 」を読んだ

小説家という職業 (集英社新書)

小説家という職業 (集英社新書)

あ、森博嗣のエッセイだ、と思って購入した。MORI LOG ACADEMYにも良く登場した話題が多いので、小説家にまつわる話のまとめという感じ。
小説家が小説をビジネスとして考える点についてはそれこそ他の業種で考えれば自然だろうと思う反面、自分がもし小説を書いたら他人の意見が気になって仕方がないだろうから、この本の主張を参考にするなら小説を仕事にするのは難しいだろうななどと想像した。

森博嗣の文章なのでいつも通り)文章が判りやすいのでスムーズに読めた。先週の日曜日にお昼頃読み出したら夕方前には読み終わっていたくらい。

副業やろうとするなら、どれくらい儲けられるかを考えて儲けるためにやるのがよろしいと自分も思う。