ヴァイオリンは弾く以前に挟む

ヴの字も知らずに始めたヴァイオリンだけれども、妙なところで難しい。それは挟むことだ。
いや、説明しよう。恥ずかしながら演って初めて知ったのだけれども、ヴァイオリンは挟まないと何もできない。何を挟むのかというとヴァイオリンをだ。つまり、肩と顎でヴァイオリンを挟んで固定(ほんとうにがっちり固定するほうがよいのかはまだわからないけれど)しなければ、そもそも左手で弦を押さえることが難しい。これは自分的には予期しなかった障壁だ。ギターなら足におけばそれで終わりなのだから。
そして、この「挟む」が結構難しい。ただ、そうこう言っていたら一生弾けないので、割と頑張ってみたところ、どこで挟むかが重要に思えた。顎と一言に言っても、耳下の頬骨のところから下顎まで場所は様々なのだけれども、顎は頬の側ではなくて口から垂直下の場所(ただし左より)、肩はかなり首に近い場所、という組み合わせが上手くいくように思う。
上記のような挟み込みをすると、やっとヴァイオリニストのような角度でヴァイオリンを構えて、しかも左手でネック(って言うの?ヴァイオリンでも)をささえることなく挟むことができる。
間違いなく度素人なんだけれど、しかし、超絶技巧と同じ構えがどうしたらできるかをやっているうちにこうした回答が導き出される。多分、しばらくはレオニード・コーガン氏(師)の教則映像を参考にするつもり。

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