ギターのPC入力には長らくApogee Jamを使ってきたけれどケーブルが断線して使えなくなってしまった。Apogee Jamの後継は2万円ほどしてお高いので、代わりを探してみた。
調べてみた感じだとLINE 6のSonic PortかIK MultimediaのiRig HD 2かといった感じ。Sonic Port はiOS端末専用だったので、iRig HD 2を買うことにした。
iRig HD 2のレビュー を見るとレイテンシ(遅延) があるという報告が結構ある。ちょっと不安になったものの、ハードウェアレベルで顕著なレイテンシが発生しているようでは売り物にならない筈なのでソフトウェア側のレイテンシを誤認しているのだろうと当たりをつけて購入した。
繋いでみた。レイテンシは問題なし。やはりソフトウェア(アンプシミュレーター等)の入力バッファーサイズを小さくすれば小さくしただけレイテンシは少なくなる(音質は悪くなるけど)。普通に良い商品ですよ、iRig HD 2は。
iRig HD 2を購入するとAmpliTube 4のライセンスがついてくる。AmpliTubeは過去に試したことがあったけれど、いまいち好きなサウンドを作れなかったのでAmpKitをずっと使っていた。ただAmpKitはメンテされていないようなのでそろそろ潮時。乗り換えられるなら乗り換えたい。
ということでAmpliTube 4をダウンロードしてみたけどやっぱりイマイチ気に入らない。歪みの好みの問題かもしれないので有料のアンプを調べてみたらなんとMESA/Boogie があるじゃないですか!しかも公認というから期待大。
John PetrucciのファンなのでMESA/Boogieの音は好きに決まっているのだけど本当にいい音が出るのか怪しいのでまずはYouTubeで試奏しているものを探して見た。
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これはヤバイ。かなり良い。John Petrucciが使っていたMark V(最近はシグネチャモデルのJP-2C)がないのが残念だけど、Mark IVでも十分に近いサウンドを出せそうなので買うことにした。
MESA/Boogie Mark IVの音が素晴らしかった
本物のMark IVに繋いだことがないので本物比較はできないのだけど、びっくりするくらい音が良い。中音がきっちり出つつズンズン感もある。高音もきれい。歪みの粒は細かいけどアタックもきっちり音になる。歪み過ぎにしなくても音の伸びが良い。
アンプの部分もすごく気に入ったけど、特筆すべきはキャビネットとマイク。複数マイクで録る音をミックスされるので(マイクごとのボリューム調整も可能)、ミックス後のCDかのような音を弾きながらにして味わえる。
とベタ褒めだけど、実は最初に繋いだときは期待していたのと全然違う音ですごい不安になった。前もってYouTubeで音を確認していたので色々いじれば良い音が出るという確信があったので良かったけれど、そうでなかったらガッカリして頑張れなかったかもしれない。試奏のYouTubeにすごく助けられた。
あと、ソフトウェアライセンスの認証が別アプリになっているのでちょっと混乱した。サイトで購入したのにどうやって認証するのかわからず、しばらく右往左往してた。
とにかく期待以上の音のおかげで毎日のギター時間が増えてしまった。早く寝ないと…