ソフトウェア ジャパン2007に行ってきた

ソフトウェア ジャパン2007
丸一日使ったイベントなので、とりあえず気になったトピックに絞って感想を書こうと思うけれど、その前に懇親会ネタを先に書く。
懇親会の最大の功績?はRubyのまつもとさんと色々会話できたことかなと思う。物証を残すために写真も撮った。

左から、マイクロソフト(最高技術責任者補佐)の楠 正憲さん(一緒に写って下さってありがとうございます)、説明不要のまつもとさん、わたし、一緒に行ったid:spiritlooseさん、LimeChatの開発者さん(その場で話かけて奇遇にも知り合いになった)。
まつもとさんにはトラックバック送りますねとは言ったものの、テキスト情報だけでは誰だっけと言われ兼ねないので、二人バージョンの写真も撮ったり(ニコニコ応じてくれたり)。

自分にとってRubyの入り口は10分で作るRailsアプリid:spiritlooseさんに教えてもらって見たのがきっかけと少し遅い。id:spiritlooseさんとチャットしながら全くこの動画と同じことをやって実際にアプリを作ったときは、感動だったなぁ。そのときは、多分scaffoldしかコーディングしてない訳なんだけど、シンタックスの綺麗さとかに惹かれてどんどん好きになった記憶がある。と、懇親会ネタはこの辺にして。
Google代表の村上さんのプレゼンを聞いて思ったことで印象に残ったのが、20%ルールについて、「Googleではポジティブ評価しない、20%を使って白紙にどんな絵を書いても、たとえそれがなんだこんな絵と思うような絵であっても、それは他の人の20%に大きな刺激をもたらす。だから、常にマイナス評価はせずに、ポジティブ評価しかしない」という趣旨の部分。これは中々言えないんじゃないかと思う。いや、そのように思っていても、実際には文句ばっかり言っている人がほとんどじゃないだろうか。
あとは、TRONの坂村さんのプレゼンが全体的に面白かった。学者タイプのGeekというか、組み込みに対するこだわり(いや、愛情かな)が素晴らしいと思う。イベントドリブンなOSとか、組み込み世界の話は自分にとっては新しい感覚だったので、是非勉強しなければと思った。そう思わせてくれる楽しく有意義なプレゼンだった。
最後に、まつもとさんのプレゼン。こないだのRubyまつもとゆきひろ氏×Google鵜飼文敏氏スペシャルトークのときには「自由重要」がテーマだったのだけど、今回は「運重要」というお話。でも、何気なく運といっていることは、普通運だけではおきないことばかりだと個人的には思う。継続も、公開も、コミュニティも、オレオレ設計も、全て熱意というか愛情がないと出来ないと思う。その気持ち(今風に言えばモチベーション)の値が一般平均に比べて異常に高かったというのが、Ruby言語の成功の最大の秘訣ではないかと思う。仮にまつもとさん本人にそんな自覚がなくても、それはきっと凄いこと。いや、良い意味での特異性なんだと思う。
というわけで、とても楽しい一日だった。まつもとさんが今日のことを書いたら約束通りトラックバックを送ることとしよう(いろいろありがとうございました)。

3件のコメント

  1. こちらこそありがとうございました。
    できるだけ早く今日に追いつくようにします(苦笑

  2. livedoorReaderで見てていきなり写真出てびっくりました。spiritlooseさん久しぶりに見ました。こういうのって仕事先に理由言って休んで参加するんですか?仕事先としても「勉強しておいで」って感じですか?

  3. >まつもとさん
    コメントどうもです。当日はいろいろ話せて刺激を受けることが出来て良かったです。今後もRubyの発展を祈ります。

    >13号さん
    うちは自社しかないので仕事先って概念はないですよw
    ただ、出勤扱いにしてもらうには少々コツがあって、いつも言うのは「出勤扱いにしてもらえないなら、有給で休むだけですけどね」ということ。
    要するに、「一日自分が居ない状況」とうのが、どんな悪なのか?という疑問を正当化することは難しいということ。風邪で休むのは仕方なくて、カンファレンスで休むのは駄目というのは相当矛盾してる話なので、その辺をちょちょいと突いてあげると、納得してもらえるかも。

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