違法コピー損害額はニセ科学?

日本の違法コピー率は28%、損害額は約1,800億円
この調査の算出方法自体の真偽は棚上げした上で、この手の損害額というのは損害賠償請求の考え方だと思う。つまり、違法コピーに数に対して損害額(販売価格)を掛け算すれば算出できるという考え方。
今、違法コピーを使っている人が仮に絶対に違法コピー出来ない世界に行ったとしたら、仕方ないなと言って購入するだろうか。「ただで使えるなら」という動機の人を「本来は買っていた人」と想定するのはいかがだろう。
これは音楽CDでも同じ。以下の式で考えるのは、かなりの強気だと思う。

販売数 + 違法コピー数 = 本来の販売数

個人的には違法コピーの利用者は「本来は買ってない人」がほとんではないかと思っている。つまり、完全に違法コピーの制限が出来ていたら、それだけ世の中に広まらなかっただけと。ファミコンスーパーファミコン時代のゲームソフトは人との貸し借りが横行していたけれど(コピーはしていないけれど対価を払っていないという点で)、そのお陰で世の中に広まって次回作品を購入してくれたりした人は多かったのではと思う。何とかコピーすること自体を前向きなビジネスとして成立させる方法はないものか。
因みに「だから違法コピーはするべきだ」という意図はなくて。違法を合法にするために戦うことは素敵だと思うけれど、違法自体が良いと言ってしまえば法がいらなくなるので。あくまで違法コピーの損害額って実はあまりないのでは?という話。どうしても大袈裟に被害者振っているように見えて仕方がない。

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