ウェブ進化論を読んで

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論を読み終えた感想。
特に斬新なことが論じられているようには感じはなかったけれど、何となく体験的に感じていたことが言葉で整理することが出来た点で有意義だった。
例えば、ブログやGoogleアドセンスなど個人の存在が大きくなったことは感じていたけれど、コストが低くなったことでロングテール市場を開拓することが出来たという明確な言葉にはなっていなかった。
この本の中で、テキストによる情報の取捨選択に比べてメディアは難しく、まだどの検索エンジンも達成されていないという趣旨の記述があった。メディアの判断が難しいのは現実世界では当たり前で、私の場合、持っているCDで視聴(若しくは中身を知っている)してから買ったものは非常に少ない。既に視聴による取捨選択を諦めているのだと思う。購入の基準は創作者に依るところが大きい。
しかし、もしインターネットで検索するメディアの全てが視聴できるなら、恐らく視聴するようになると思う。イントロだけで自分にとっての当たり曲かどうかを完璧に判断することは出来ないけれど、それでも30秒ほど聴けばある程度判る。だから、コストが低くなれば十分に今より掘り出し物を買うと思う。そして、今よりも能動的に探すようになると思う。
だからメディアの判定が難しいのは私としてはあまり問題でないと思うけれど、確かに要求するメディアを検索語から見つけるのは難しいかもしれない。
案としては、音楽なら作曲者や演奏者に関連するものが表示されると有難いし、歌詞を解析して関連のある検索語でヒットするのもアリかと思う。ジャケ買いなんて言葉があるけど、ジャケットのイメージを網羅して適当に選ぶのも面白いかもしれない。発売された時代で探すのも新しい発見がありそうだし、とにかく現実世界ではコストがかかって出来ないけれど、出来たら楽しそうなことは一杯あると思う。
とにかく色々考えることが出来て良かった。

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