特別区民税

友人と「特別区民税は何者か」という話をしていたのだけど個人的にそれを支払った覚えがなく、自分も都民としては4年目なので脱税したくないから調べてみた。
地方自治法を参照すると次のように書かれている。

都の区は、これを特別区という。

地方自治法 第二章 特別区 第二百八十一条

この時点で答えは明白である。税金に関しては地方税法を参照のこと。要するに住民税のことだ。

CerevoCamを手に入れた

納会で「じゃんけんに買ったらCerevoCamをプレゼント」という太っ腹なイベントがあって偶然にも頂戴した。今までいつもじゃんけんは弱いと言っていたのだけれども、今後はそんなことを言うと怒られそうだ。
CerevoCam無線LAN経由で自動的にCerevo Lifeに同期を取ってくれるのが特徴。Cerevo Lifeが他サービスに連携しているため、フォト蔵Flickrなどのサービスに転送するのが簡単になっている。
CerevoCam
CerevoCam posted by (C)cloned
驚いたのは報道されている写真のイメージよりもずっと小さかった。比較のためにDS Liteを横に置いてみた。まさにゲーム機のように十字キーでメニューを選択するだけで操作できるようになっている。
撮影に関しては、ISO感度、ホワイトバランス、露出の設定は行えるものの、フォーカスポイントが指定できないので、コンデジというよりは携帯で撮影するようなイメージに近いと感じた。もう少し綺麗に撮れるのかもしれないけど、CerevoCamで撮ってみた写真。
CerevoCamで撮影
CerevoCamで撮影 posted by (C)cloned
写真の画質にそこまでこだわりがなく、ウェブで写真を公開したい人には良い商品なのだろうなと思う一方で、無線LANの認識が弱かったり画面の反応が遅いなど、まだまだ改良が必要な点も多い。
外で撮影したりしたらまたレポートしてみようと思う。

「数奇にして模型」を読んだ

数奇にして模型 (講談社ノベルス)

数奇にして模型 (講談社ノベルス)

久し振りの森博嗣著書。今回も楽しく読んだけど、理屈で説明できない要素を押し出していたので、すっきりする感じではなかった。S&Mシリーズについて少しWikipediaを読んでみたら、次がシリーズ最後のようなので気を引き締めて次を読みたいと思う。
本書とは全く関係のない話。今ではこうしてブログに感想を書いているけれども、小学生の頃、映画鑑賞や読書の結果として感想文を書かせられるのがとても嫌いだった。みんなとにかく好意的なことしか書かないから、素直な意見を書くだけで浮く存在になる環境的恐怖があったためだと思う。

「紳竜の研究」を観た

紳竜の研究 [DVD]

紳竜の研究 [DVD]

島田紳助松本竜介の総まとめともいえるDVD。漫才もいくつか収録されているのだけれども、このDVDの見所は島田紳助の研究姿勢と彼の眼でとらえたこの世の中の見え方、そして島田洋七による紳竜漫才の実況解説だろうと思う。
どんな道においても頂点に立った人の顔は快活で、ネガティブな要素がない。観ていて実に爽快だった。
島田紳助の説明する内容は共感できるところがたくさんあったけれども、やはり無駄な練習をしないといったところは楽器をやっていた自分にはとても共感できるところだった。一生懸命だけでは上達できない。やり方を工夫せねば突出できない。島田紳助はこの無駄な練習を筋トレと表現していた。的確だなと思う。筋トレだけでスポーツができる人間にはならない。筋トレも必要ではあるけれど。
このDVDはたくさんの成功が詰まっているし、そして時代を駆け抜ける元気がもらえるDVDと言えるかもしれない。活き活きとした青春を共感しよう。

これはすごい「Linux-DB システム構築/運用入門」を読んだ

Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)

Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)

読み始めた瞬間からこれは良い本だと思って一気に読んだ技術書はEffective Java 第2版 (The Java Series)以来かもしれない。Effective Javaを読んだときは既にJavaが本業ではなくなっていたけれど、このLinux-DB本は今自分がもっとも知るべき内容だったことも大きいかもしれない。
自分が是非購入しようと思ったきっかけは奥さん「Linux-DBシステム構築/運用入門」がすごい – あなたのシステム、ガラパゴス化していませんか?というエントリ。特に次の文に興味を持った。

なぜそうなるのか、どう応用すればいいのか、といった点まで広くカバーしている

http://d.hatena.ne.jp/kazuhooku/20090915/1252992493

いざ購入して読んでみると、よくある技術書の苛立ちの真逆をいく痛快な展開となっていた。自分が(特にOSやミドルウェアについて書かれた)技術書を読んでいてどうもスッキリしないのは次のような体験が多かったからだと思う。

  • 網羅的に書かれているが辞書のようになっている
    • ほとんど実務で利用しないことが多く、学習効率が悪いし印象にも残らない
  • 初歩的なところはやたらと説明が厚いが肝心の実務で使えそうな部分は「こんなこともできますので試してみてください」などと説明が逃げ腰
    • 一番知りたいところを隠された気分(というか著者もわからないのかな?)
  • 実務で必要なオペレーションが考慮されていない
    • 例えばバックアップが不要なDBは実務だとあまりないだろうけれども、なぜかそういう設定がスルーされている

しかし、本書はこれらに全く当てはまらない。言うなれば百戦錬磨の予備校講師が書き下ろした受験生専用の参考書のようなものだ。
本書は、高可用性編とパフォーマンス編からなり、高可用性編ではDBサーバが落ちたときのような単純なケースに留まらず「プライベートネットワークは生きているが外部ネットワークが切断されてしまった場合にどうフェイルオーバーするか」など実践的な解説があり、パフォーマンス編ではハードディスク、メモリ、Linux、DB(特にMySQL)がそれぞれがどういう処理を行うがゆえにボトルネックが発生するのか、そしてどうチューニングすべきかが記されている。
24時間365日稼働が要求されたり、大量トラフィック・大量データにおけるパフォーマンスが必要な現場エンジニアに非常にお勧めできる一冊。

「クリスマス・キャロル」を読んだ

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

同僚から読んだ方が良いという話がまわってきたので、読んでみた。

段階的な説明(ストーリー)のステップに面白みがあって、それにともなう登場人物の心境変化が作者の訴えるところへと向かっていく。明快であり自然で、素直な作品だなと感じた。

今時の小説は何度も何度も驚くような仕掛けがあるように思え、それゆえに最後の文が「という夢をみた」などと書かれていないだろうかと読みながら不安に思ってしまうことがある。そうしたギャップがあったのかもしれない。

今はちょうどクリスマスの季節、まだ読まれていない方は一度読んでみると良いと思う。