- 作者: 芳沢光雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: 新書
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「つまずいても大丈夫!」と書かれていて安心したせいか、この本の説明で見事につまずいた。まだ読んでいる最中ではあるが、つまずいた内容を書いてみる。
まずは、書籍のつまずいた箇所を引用してみよう。尚、書籍の分数表記はちゃんと上下に数字が並んでいるが、ブログ上では表現し難いので「分子/分母」と書き換えているのでご了承を。
1枚のピザを4等分すると、1/4のピザが4つできます。ですから、
1 ÷ 1/4 = 4
は、「1枚のピザを1/4ずつ分けるとしたら4人に配れる」と説明できます。1-9 「分数で割る」とはどういう意味か
数学的センスの無さを棚に上げて臆面もなく書くけれど、これは解り易いのか。みんな、上の説明を読んで「ふーん、そうだったんだ」とか思うのか。正直、ここだけを20回以上は読み直したけれど釈然としなかった。
解らないのが、なぜイコールの右に「4つ」がくるのかということ。「1枚のピザを4等分すると、1/4のピザが4つできます。」をそのまま式にすると
1 ÷ 4 = 1/4 × 4
みたいな感じになりそうで仕方がない(勿論間違い)。「4つ」という解が実は「1/4が4つ」という性質であることを隠蔽してしまっても良いものか。プログラムの「==」が頭に棲みつきすぎたせいで、数学の「=」が謎になってしまった。
著者の芳沢光雄さんはどういう見解だろうか。ブログは「ひょっとしたら本人が読むかも」という期待をこめられるので嬉しい。