つくばコンピュータサイエンス産学オープンカレッジで感じたこと

http://www.osss.cs.tsukuba.ac.jp/kato/wiki/kato/index.php?OpenCollege4

id:spiritlooseさんとつくばまで電車とバスで2時間半かけて仲良く行って来た。内容はhttp://d.hatena.ne.jp/kenmaz/20061214で書かれている通りかな。
技術的に勉強になったというよりは、感じることが色々あって素敵な体験だった。とにかく素晴らしいと感じたのはGoogle社から来られていた4名の方々の顔付きだ。いや、話し方だろうか。今が楽しくて堪らないという感じだ。愛社精神とかではなく、個人が所属することに誇りを感じているのだろう、きっと。そうでなければ、グッズを配っているときのあの楽しそうな素振りは出来ないと思う。勿論、プレゼン中も楽しそうに語っていて、例えばSophiaさんの話す「Fun!」という言葉はガジェットを作ることがということなのだけれど、「彼女の生活そのものがFunだ」というように勝手に頭が翻訳してしまう程だ。
最後のGoogle社についての説明では色々な社内風景をスライドで見せてくれた。ブレイクルームでのおどけている姿や広々とした部屋での開発風景など。見ていて感じたこと。人は子供の教育(子供である必要はないけれどイメージしやすいので)を行うときに、非常に環境に拘るのではないだろうか。素晴らしい感性を持った人に育って欲しいと思うならどうするだろうか。確立された方法論などないけれど、より良い環境にしたいと考えるのは当たり前だろうし、実際に効果もあるだろう。けれど、大人になると環境に左右されないことが評価されるようになったりする。環境に左右されないことが大人としての力だろうか。いや、違うだろう。それは多分鈍感なだけか、感覚の打ち切りを行っているかのどちらかだろう。
何から何まで思ったとおりの環境にすることは、金銭的にも条件的にも難しいけれど、「儲かっていないからこの環境で我慢する」という発想を捨てて「儲かっていないのはこの環境だからだ」と理解することが重要だろう。分相応不相応を言い出すと一生成長できない。少しずつ今の位置より高い環境を求めてゆくことが大切なのだと思う。いきなり借金をしてGoogleと同じ環境を手に入れたとしても、従業員はただただ仕事をサボるだろうから。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です