livedoorにパクられて「はてブ」はオリジナルとなった

先日リリースされたlivedoor クリップを「はてブのパクリ」と書いているブログなどをいくつか見たけれど、これらの意見は「はてなブックマーク」というサービスが一人前になった証明ではないかと思う。
はてブ自身もリリース時にはdel.icio.usのパクリだと言われていた。今でもはてブがパクリという扱いなら、「livedoorクリップは、はてなと同様にdel.icio.usをパクった」という表現になるだろう。そこを「はてブのパクリ」と言わせたのは、はてなの功績だと思う。はてブは立派なパクリ元となれるだけのオリジナリティーを備えたということであろう。
ギタリストのポール・ギルバートはデビュー当時のインタビューで「イングヴェイの真似と言われていますが?」と聞かれて「そう言われても仕方がない。自分で聴いてもそう思う。」というような返事をしたことが雑誌に載っていた。彼は続けて「自分がギターを引き続けることでイングヴェイとは違うオリジナリティーが出てくるだろう」とも語っていたように記憶している。多くの事柄は元々オリジナルなのではなく、次第にオリジナリティーを獲得してゆくものなのであろう。
格闘ゲームでも、ストリートファイターIIがゲームセンターで大人気の頃、SNKが出した餓狼伝説は当然パクリと言われた。しかし、THE KING OF FIGHTERSが出る頃にはもう「ストリートファイターIIのパクリ」という言葉を聞かなくなった。同ジャンルを開発し続けることでSNKはオリジナリティーを獲得したのだと思う。
著作権など法律的な問題もとなり合わせなので、なかなか「是非パクるべきだ」と言える社会ではないけれど、もっと柔軟に「いきなりオリジナルでなくても続けることでオリジナリティーを獲得できる」という可能性を大切にして欲しい思う。

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