小説好きはダンジョンゲームをやってみよう

正確なジャンル名は知らないけれど、3Dで描画(ポリゴンの必要はない)されたダンジョンゲームは昔から好きだった。ダンジョン系のゲームではストーリーのないことが多い。あらすじくらいはあっても、実際のゲーム上では先に進むのみがほとんど。こんな無味乾燥なゲームがなぜ面白いのかと自分でも疑問だったけれど、ダンジョンゲームは総じてファンタジーなのではないかと思った。非日常の設定なのだと思う。迷路を解いたり、迷路を書いて遊んだりすることはあっても、実際の立体的な迷路に相対することは人生の中でほとんどないだろう。まして、モンスターなどは現れない。
ダンジョンゲームで一番有名な作品はWizardryではないかと思う。Wizではいくつか特徴的なシステムがいろいろあって、まず主人公という概念がない。キャラクターは自分で作り、パーティーも自分の思う組み合わせで組む。宿に泊まるとキャラクターが年をとったり、死亡すると灰になり最後にはロスト(消滅)するなど独特のシステムが際立っている。
こういったシステム的な面で衝撃的だったのがダンジョンマスターだ。ダンマスの最大の特徴はリアルタイムであること。自分が何も操作しなくてもモンスターは攻撃を仕掛けてくる。また、時間が経つと扉がしまったり、罠が発動したりと、本当に手に汗握る感覚がある。回復は寝るという行為で行うけれど、寝ている間もモンスターが近くにいれば攻撃されてしまい目を覚ます。安全に寝るためには扉で囲まれたような場所を探す必要がある。
こうしたリアルタイム性と3Dの表現を突き詰めるとKING’S FIELDのようになる。昔のダンジョンゲームでは地下1階、2階というように階層で立体を区別していたけれど、KING’S FIELDではポリゴンになっているため、階層の概念がない。階段を下りるときなどは感動した。1階と2階の間があるのだ。
その他、いろいろなダンジョンゲームをやってきたことが思い出される。ディープダンジョン、ダブルダンジョン、女神転生などなど。
小説を楽しく感じる人はきっとダンジョンゲームも楽しく感じられるのではないかと思う。何故なら画面の情報はほとんどなく、システム上に設定された状態をもとに想像を膨らませるしかないからだ。それゆえに楽しい。Wizで全員人間のパーティーを組むのとエルフとドワーフホビットを混ぜるのでは、システム的なステータスが変動することよりも想像する内容に影響を与えることの方が大きいだろう。
最近はダンジョンゲームをあまり見なくなってしまったけれど、流行が来ないものかと陰ながら期待している。

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