順番抜かしをする人々

日本各地でかなり蔓延している順番抜かし。身近なところでは電車のホームでの順番抜かしが非常に多い。やり方は簡単で、列に割り込まずに列を新規作成するだけ。2列で並んでいる人が数人いた場合も3列目を作成して1番を獲得するという寸法。
このような行動を採る心理は以下のような具合か。

  1. 大前提、順番を抜かしたい。(我さえ良ければ根性)
  2. 割り込むと非難されるという予感がある。
  3. 割り込むと罪悪感を感じる。

普通は2や3のような感情から1の気持ちを抑えそうなものだけれど、どうも列を作成する行為は「割り込んでいない」とか「順番抜かしではない」といった理由付けが暗黙に働いているようだ。だから、実行者は至極当然といった顔付きだ。もう一つ付け加えると、この3列目や4列目を作成する人たちはオリジナルの列の人より先になろうとすることがほとんど。電車で言えば、到着する扉の位置に合わせて一目散に駆け寄ってオリジナルの列に並んでいた人よりも先に乗車する。
こういった光景を(毎日)見ているといつもネタかと思う。「そこの4列目の人、一人だけ立ってて不自然ですからwww」とか思ってしまう。
反論はいくらでも出来そう(込み合っている中で列を長くすると邪魔だとか、オリジナルの列を作った人の立ち位置がおかしいから正しい場所に並んだとか)だけれど、結果的に入る順番が狂えば順番抜かしになっているという事実は正直に認識したほうが良いと思う。あまりにも列を作成する人が多すぎる。
いや、気付いていない訳がないか。実際は、自分が先で当然とか思っているだけなんだろうな。悲しいことだ。

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