ウノウラボ Unoh Labs: ウノウの開発合宿がワールドビジネスサテライト(テレビ東京)で放送されます。
紹介されている時間が短く残念。しかし、ウノウの人たちがあんなに周りの人と密集してる中で集中しているところを見ると、多分自分の高校時代の勉強合宿のときと同じような感覚なのだろうなと思った。やりたいこととか、やるべきことに対するモチベーションが一定以上になると、周りとかどうでも良いというような感覚。でも、中々日常でその感覚を持てというのは無理な話だ。
番組的には、何か違和感を感じたというのが正直な印象。企業が提供する制度で集中するとか言っていて良いんだろうか。説得力のある説明は思い付かないけれど、提供される集中というのはかなり懐疑的だ。集中するタイミングは自分でコントロールするべきではと思う。というか、自分で集中をコントロールできないなら、それは多分楽しい仕事ではないのではないかとさえ思う(とはいえ、環境はその通り環境なので、企業の努力無しにして得るのはとんでもなく困難なことだ)。
まつもとゆきひろ氏×鵜飼文敏氏スペシャルトーク & NHKスペシャル
二日連続、Googleな日だったのでまとめて。
Rubyまつもとゆきひろ氏×Google鵜飼文敏氏スペシャルトーク
NHKスペシャル|グーグル革命の衝撃 〜あなたの人生を“検索”が変える〜
昨日はまつもとさんと鵜飼さんの対談を聞いてきた。一番前の席が何故か空いていたので、右側の最前列に座ると、出演者の二人が右の椅子に座ったので、非常に近い位置で、まつもとさんと鵜飼さんを見れた。普通、ライブとかで最前列が空いているというのはありえないのだけど、消極的な人が多いなと思った。
内容としては、まつもとさんが「自由重要」で、鵜飼さんが「深追い重要」。ほぼ終始これについて言っていたといっても間違いではないような気がする(いや、まつもとさんは色々他のことも提示してたんだけど、自由のインパクトが強すぎて)。まつもとさんはソフトウェア ジャパン2007でもお会いできるので楽しみだ。鵜飼さんの話の中で、「Googleではコードレビューしないとコミットできない」という話があったのだけど、非常に印象的だった。そうした方が絶対良いと思うけれど、そうしてない企業の方が圧倒的に多いのではないかと思う。
流石に対談だけど聞いて帰るのも何なので、Googleのブースにお邪魔してきた。鵜飼さんと会話できて御名刺も頂いた。Google内で使われる言語はC++、Java、Pythonがほとんどで、Perlはかなりマイナーとのこと(PHPは話にすら出なかった)。RubyはPerlよりはメジャーになりそうな感じはあるけれど、「Python以外を使う理由は?」に対する問いに答えるだけの説得力がないと使えないそうな。
今日のNHKのテレビについては、主に検索市場と広告市場を機軸にGoogle EarthとかMapsとかも紹介していた。かなり触りの内容だったけれど、本社内の映像とかはいつみても良い感じだ。
関係ないけれど、NHKスペシャルの曲がとても良かった。作曲は誰だろう。
カウントダウンを毎日配信してくれるRSS
指定した日付に対して毎日カウントダウンのRSSを出力するサービスを作りました。
Count Down RSS

年末やオリンピックまでのカウントダウン、また、結婚記念日や退職予定日などの日を設定すると面白いと思います。
使い方ですが、カレンダーで任意の最終日を選択して、「RSSを表示する」をクリックすると何の日か聞かれます。

ここに入力した文字(20文字以内)がRSSのタイトルなどに表示されますので、自分でわかりやすいように入力してください。「OK」をクリックすると、RSSを出力したウインドウが表示されます。

あとはお気に入りのRSSリーダーに登録すれば完了です。
開発にはいくつかライブラリを利用したので、紹介しておきます。
非常に楽できたので感謝です。尚、jkl-calendar.jsのオリジナルはこちらです。
個人運営のため、見れないことなどがあるかもしれませんが、無料で公開してますので、どうぞご利用ください。
Web Business Shuffle 2.0に行ってきた
会社の人と一緒に行ってきた。
『Web3.0BOOK』(^^)、プレゼントします。
こんな煽りがあったので勇み足で行ってみたけど、会場でプレゼントされたのはわずか3名。でも今記事を見直したら、
来週、1月17日のWBS2.0 Vol.11の参加者の中から、3名様にプレゼントするので、ぜひお集まりください!
って書いてある。あれ?最初から書いてあったっけな。見落としてた。
それはそれとして、思っていたより有意義な時間が過ごせて良かった。思っていたよりというのは主催者に失礼かもだけど、開発者としてはそれ程面白さを見出せないかもと思っていたという意味で。
プレゼン自体も面白かったのだけど、カジュアルトークで出てくる言葉が色々面白かった。吉松さんは26歳に考えたビジネスモデルをずっとやっているという話で、「最初は誰も理解をしなかったけれど、当たり前、俺が最初だもん。」と話す吉松さんがカッコ良かった。この辺はnaoyaさんが書いてた、「人は成果物でしか評価できない」ということと同じだな思う。結局、正しいかどうかなんて自分で証明するしかなくて、周りの人が誰一人理解を示さなかったとしても、そんなもんだと切り捨てる力というか信じる力が必要なんだろう。
あと、小川さんの言葉でとても同意したのが、「少し工夫するだけで、便利になったり良くなったりすることが一杯あって、そういうものを作りたい」という趣旨の話。大発明も大切だろうけれど、細かいちょっとした工夫で変わることは一杯あると思う。自分も開発者として同じようなことを常々思う。
吉松さんが小川さんに一日どれくらいのメールやRSSを見てるんですか?という質問をして、メールは100通くらい、RSSは登録フィード数で250くらいとのことだった。正直、小川さんが250ってのは少ないなと思ったので、カンファレンス終了後に直接質問をしてみた。
まず、RSSクライアントは何を使っているのかを聞いてみたら、feedpathとのこと(当たり前か)。livedoor Readerとか言って欲しかったんだけど、流石にそんなことはなかった。それで、「250って少なくないですか?」とも聞いてみたら、「そんなもんじゃないですかね」という回答だった。確かに開発者という訳ではないので、十二分に多いほうかもしれない。
ちなみに情報取得のポイントとしては、大事なことは見落としても誰かが教えてくれるので大丈夫の姿勢で、ある程度ざっくり見ているとのこと。存分にスルー力を発揮してる様子(スルー力とは言わなかったけれど、見たことにするとかは言ってた)。
また、時間があったり、ゲストが気になったら行ってみようかなと思う。こないだの結城さんのチャットもそうだけど、立場とか関係なく参加できる催しをやってくださっていることに感謝。
「ゼロから始めるC」グループを作ってみた
結局C言語なの?って場面に色々と出くわしたので、そろそろC言語も勉強しなければいけないなと思ったのだけれど、何もないとサボるので大仰にグループを作ってみた。現在独りっきりだけどw
そして日記はこちら。
http://clang.g.hatena.ne.jp/cloned/
助けてあげるよとか、一緒に勉強しようという方がいれば、一緒にどうぞ。一応承認ありにはしてますが、すぐに承認しますんで。
スーパー技術者争奪戦を観た
Kazuho@Cybozu Labs: 「スーパー技術者争奪戦」
取材があったと書いてあったので、きっちり観てみた。サイボウズ・ラボのオフィスは確か前にもどこかの写真で見たことがあるのだけど、綺麗で広々していて羨ましい。うちの会社は狭い灰色の机が並んでるだけだから、かなり辛い。社長がパーティション嫌いっぽくてパーティションはないのだけど、あまりにも周りの人が近いので、自分はホワイトボードやらカレンダーやらを並べて人の顔が視界に入らないようにオレオレパーティションを作っている。仕事をする空間は本当に大切なんだけどなぁ(と愚痴ってみる)。
奥さんの言ってたことってまさに開発者なら思うよねってことだ。自分が「これいいんじゃないかな」と思ったことがやれる環境。そして、それが最高な環境だということ。つくば大学でGoogleの人を見たときにも同じようなことを感じたように思う(関係ないけれど、つくばのときに来てた人事の人がこの番組に出てた)。でも、これは売り上げを唯一の達成とする営業(偏見というより、そういう人が多いという意味で)の考え方と常にぶつかり合うものなんだと思う。営業頭でコテコテな人は、すぐに「好きなことやっていて儲けられたら苦労はしない」という発想を持つからだ。
私は決してそうではないと信じたい。「好きなことをやっていて儲けられるからこそ苦労はしない」のだと。
livedoor Readerのスポンサーフィード
なんかピンク色のが出現するようになった。

無料で使える訳だし広告とかが入っても嫌な気はしないんだけど、色が非常に目に付く。Greasemonkeyの誘惑が・・・
エロの敵を読んで
エロの敵 今、アダルトメディアに起こりつつあること (NT2X)
- 作者: 安田理央,雨宮まみ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 13人 クリック: 369回
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やっと読んだ。字が大きくページ数も少ないのであっさり読んでしまえるわりには、エロ業界の厳しさがよく解る本。扱うものが何であっても状況はどんどんと変化してゆき、立ち行きが難しくなるということが顕著に示されていると思う。ひょっとするとWebというメディアも、近い将来に同じような問題を抱えるようになるかもしれない。
JASRAC on Rails
JASRACそのものの管理やあり方に対する議論は多いのだけど、そもそも著作物に関わる人・団体がそれらのあり方について思考停止している感があるのも懸念すべきことではないかと思う。ソフトウェアに携わる人たちは、「同じもののまま使ってね」とか、「許可とってね」とか、「自由に使っていいよ」、とかそれなりに考える人が多いように感じる。ちょっとしたアイデア程度とかレガシーなものとかだと、完全に権利主張なしで公開したりすることも少ないし。
しかし、JASRACが話題になるジャンルでは、著作者が自身の著作物に対して既にJASRAC依存になってしまっている感がある。「世の中に出したらお金取るだけ。真似する人とか無断利用する人は訴えれば良い。」と単純に考えるのは、よく菊池さんが言っている単純な二分法であり、思考停止ではないだろうか。それこそ、JASRAC on Railsな世の中だ。
勿論、そこまで意識的な訳ではなく、しかも悪意はないだろう。とはいえ、自分の著作物の公開の仕方に個人個人のやり方がもっとあれば、JASRAC管理も一つの選択肢に過ぎず(実際にJASRAC以外の管理団体はあるけれども)、それ程問題になることもないのではないか(あくまで管理コストなどは別問題として公開方法の提示などの問題として)。
以下はとあるソフトウェア会社(ジャンルはさておき)の使用や二次創作物に対する説明。
Key Official HomePage 製品内の素材の使用に関するQ&A
Key Official HomePage Key素材引用・二次創作物について
この規定が厳しいかどうかといったところは議論があるかもしれないけれど、自分たちの著作物に対する利用のされ方に対して律儀に応対していると思う。
同人活動・二次創作および素材引用についてのお問い合わせが、たいへん多く寄せられております。
とあるくらいなので、最初からこのような説明を掲載していた訳ではないのかもしれないけれど、このように自分たち自身で、自分たちの著作物のあり方を考察するのは非常に有意義だと思う。その上でJASRAC管理が一番適合しているなら良い選択肢になるかもしれない。只、実際問題、レコード会社依存だったりといった大人の事情があるのかもしれないから、一筋縄でいく問題でもないかもしれない。
最近ではWebの発達もあって、個人の公開機会なんかも増えていると思うので、自分が何かを作ったときには、どのように使って欲しいかとか、どこまで責任もてるかなどは、一つ考察した方が良いと思う。勿論、自戒の意味も込めて。