「眼球堂の殺人 ~The Book~」を読んだ

YouTubeチャンネルの「ほんタメ」が好きでよく観てる。本屋で自由に選書して紹介し合う遊びであかりんがたくみさんと初めましてしたのがこの場所と言っていて、どんな回だったのか気になって観てみた。

ここで森博嗣の流れで「眼球堂の殺人 ~The Book~」が紹介されていた。ミステリはもう随分とご無沙汰だったけど面白そうに思えたのですぐに購入した。

面白かった。ラノベ等に比べるとちょっと小難しい表現は多いけど(ミステリだと普通)、平易で伝わりやすい文章だったし、描写やうんちくが過ぎたりもせず、テンポよく読めた。建築物の構造を文章からだけで読み取るのは僕には難しかったので図面があって良かった(図面がなかったら楽しみが半減してたかも)。

謎解きは一方的に天才が超越した見解を述べるのではなくたくさんの仮説を検証するステップがあるので読者としても参加して考えてしまう。それゆえか臨場感があって現場にいたかのような感覚を持った。終盤にかけてしっかり伏線回収をしていくので読み終えたときのスッキリ感(手離れ感?)も良かった。

文庫だと576ページあるみたいでそんなに薄い本でもないけど2日でさっと読めたし、また読書したいと思わせてくれる良い本だった。良い本を教えてくれたほんタメに感謝。

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