BOOTHから購入できる。
https://little-hands.booth.pm/items/1835632
ウェブやPDFで文字を読むのは普段は平気なのだけど、技術書だけはなぜか紙じゃないと読む気にならないので印刷があるのは大変嬉しい。
naoyaさんにこうも言わせる本ということで衝動買いした。
DDDに関しては断片的に情報に触れることは多々あったけれど体系的には学べていなかった。正直なところ理想論的な印象が強かったのと、コードレベルではより複雑になるのでは?疑念が拭えず深入りしてこなかった。
この本はとにかく短くて読みやすい。参考書に赤線を引くとしたら、その赤線の部分だけを本にした感じで、とにかくここだけ押さえろという凝縮を感じる。具体的なのも良かった。コードで書いてくれないと結局どういうこと?の答え合わせができないので微妙なのだけど、この本はちゃんとコードで説明してくれている。ありがちな問いに答えるQ&Aも非常に良かった。
この本を読んだ上でも、実装については言語特性や規模に依って採用する/しないは判断が分かれるところだと思う。本書でも絶対的正義のような書き方はされておらず手法を知った上で適切な判断をすることが重要というスタンスになっている。
本書の前半に書かれているそもそも何を解決するのか、それに対するモデリングはどうすべきか、についてはどんな言語やDBを使っていても参考になる内容だと思う。
DDD原理主義っぽさを出さずにDDD推進してる良書でした。