殺人事件的な所謂ミステリーな部分以外のストーリーに気をとられて、結局何が起きていたのかを最後の方にやっと理解した。「すべてがFになる」から読んでいる中では、トリックが一番なるほどなと思った。
あと、時間の進み方がおもしろかった。普通は一冊読んでも時間的には二週間程度の話、というのは良くあると思うけれども、結構なスピードで展開するから前作の話をしているのか今作の序盤の話をしているのかあれれと思って読み返したり何度かした。
このシリーズ(他のシリーズもかもしれないけれど)は英語のタイトルもついていて、今回は「WHO INSIDE」と韻を踏んでしかも意味もマッチして素敵。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/04/03
- メディア: 新書
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