- 作者: 笹原宏之
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 新書
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先日読み終えたけど、この本は結構凄い。情報量が多すぎてもう一回は読み直さないと頭に入らない。漢字の本来的な流れを実例を出して説明しているので、現実的な説明が多く非常に勉強になる。
この本は私達がいかにイメージを重視して漢字を選択しているかが良く解る本だ。旧字体を好んで使ったり、異体字の違いを雄弁に説明している人は一度この本を読んでみると良いかもしれない。文中では中国や韓国との比較が入っている点も興味深い。勝手に中国を漢字の本場と思っている誤解が見事に解かれている。そう、日本で誕生した漢字は結構あるのだ。
久しぶりに薄い本の割りに読むのに時間が掛かった。また、気が向いたら読み直してみることにしよう。