- 作者: 小畑健,大場つぐみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/07/04
- メディア: ペーパーバック
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会社の人から借りれたので一通り読んでみた。評論本とかに比べてネタバレが罪な感じなので、感想書きにくいなぁと思ったら、Amazonレビューでは容赦なく中身について書いてたので、まぁいいかとも思ったり。
最初の方の死神の世界観とかは結構面白い。んで、途中から金田一少年の事件簿みたいになって、最後は火曜サスペンス劇場な終わり。
個人的にはもっとストレートなものの方が好きだ。銀と金みたいな。
銀と金―恐怖の財テク地獄変 (1) (アクションコミックス・ピザッツ)
- 作者: 福本伸行
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1992/07/17
- メディア: コミック
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テレビで犯罪についての論争を観ていると、大きくは「犯罪者は悪なのだから、行為に見合う代償(実刑なり賠償なり)を行うべきだ」という視点と「犯罪者とて被害者、刑罰とは別に加害者と被害者の双方に社会保護が必要だ」という視点で揉めているように感じる。
自分はMORI LOG ACADEMY: 社会とはと同じような考え方を持っていて、社会に個人は存在しないし、個人からみた社会もまた個人の集合体ではないと思っている。会社が決して「社員 + 社員 + 株主 + …」とかでないのと同じことだろう(所有者は株主だったりするだろうけど)。
だから、政策とか法律とかを話すときに、加害者とか被害者の具体例が出てくると話が破綻すると思う。その場合の加害者は社会という言葉と同等に抽象化された「(一般的な)加害者」でなければならないだろうから。
とは言うものの、別に実際の個々の事象を考慮して社会体制を決めることが悪いとは思っていない。寧ろ、「社会にとって善いので」とか言われるよりはリアルに感じられるから良いと思っている。でも、そもそも話が破綻しているところからスタートしている議論であることは感じた方が良いかなとは思う。
で、デスノートは最後まで諦めずに読めたので、それなりに面白かったということで。