SEの道は仕様書に始まり仕様書に終わる
どうも賛成できない。上達するには達人の真似が最強だと思う。
私の出会った多くの人は初心者にまず自分で考えさせてる。で、赤ペンなりレビューなり放置なり。このステップが気に食わない。偉そうに初心者に教えている様子を見るとうんざりする。
例えば、MVCとは何か?というのを考察するときに、ModelとViewとControllerを丸く囲って概念図を作って、Viewで作るべき部分を割り出して、Modelで請け負うロジックを考えて仕様書に起こしてみて、それで出来たらレビューしてもらって、なんてことは私は絶対しない。
「MVCです」と謳っているオープンソースのフレームワークをドキュメント流し読み、コード斜め読みでとにかく作る。そうすると、どのフレームワークでも妙に画面系が集まってたり、呼び出しクラスとかを決めているところが一箇所しかなかったり。「みんな揃って同じ作りをしてるよ!」と笑いながら、且つツッコミを入れながら解析する。
プログラム業界で世界的に優れた人が沢山いるのは、オープンソースの賜物だと思う。逆に達人の技を公開しない業界は達人の数が減っているように感じる。多くの業界では達人が自分の立場を脅かされるのが嫌で技を公開しなかったり、達人でない人が教えたりで、金のたまごの多くが台無しにされているように思う。
例えば、個人的な感触ではあるけれど、クラシックピアノの達人は自分の技をあまり公開しない。演奏とか録音では存分に披露するけれど、それは所謂バイナリデータだ。解説とかいらないので、とにかく色々な角度からカメラで撮ってアップでみれる教則ビデオを作ってはいかがか。多くの達人ピアニストがこのように公開するとどうなるか。
残念ながら現実には多くのピアニストが達人ピアニストの演奏会やCDを必死に聴いて学んでいる。結果から手法を推測しているのである。プログラマの人なら、Windowsの動きだけを見て同等のOSをC言語で書いているといえば想像して頂けるだろうか。
達人たちの成果物はそれ自体が非常に高価値だけれども、その高価値なものをより多くの人に生み出せるような試みも惜しまず行って欲しいと心から思う。そして、その試みによって収益を得るのは全くもって正当なことだと思う。有料・無料の問題ではない。個人的には有料であるべきとすら思う。
ギターは神レベルの教則ビデオとかいっぱい手に入るからいーよね
こんにちは。YOUNGGUITARのDVDとかやり過ぎですよね。内容の割りに安過ぎるし。